通りすがり美人は、遠目バランスが肝心です!

2011.05.26

なぜ、電車の中の彼女の着こなしが、私の眼に引っかかったのかといえば、それは「バランスの悪さ」に尽きます。実は、街ゆく女性たちをパトロールしていると、意外なほど多いのが、これ。みなさん、それぞれのアイテムは平均以上のレベルをクリアしているのに、全身で見ると、バランスがどこか今ひとつなんです。先はどの電車で見つけた女性を例に挙げてみると、テーラードジャケット自体は、悪くないわけです。きちんと感もあり、着回しやすいベージュだし、通勤スタイルにはうってつけ。いっぽう、スカートはといえば、ほんの少しすそが広がるギャザースカート。薄くて軽い素材がほんのり甘くて、こちらもベージュ。流行をほどよく意識していて、結構なことです。けれども、私からすると、テーラードジャケットの着丈が、ちょっと長いのです。ボトムにボリュームがある場合は、上半身は短くコンパクトにまとめるのが、美しいバランス。たぶん、彼女は、タイトスカートやパンツなど、ボリュームのないボトムに合わせて買ったジャケットを、そのまま、ふんわりスカートと組み合わせていたのでしょうね。だから、全身バランスがちょっと胴長に見えてしまったのです。これは、上半身、下半身、胸元、と、それぞれはチェックしているのに、全体像を見失ってしまった例。ひと言「惜しい!」と思う状況です。みなさんが、電車の中や街の中、信号待ちをしているとき、思わず「素敵だな」と気になって見ほれてしまう人は、どんな人ですか?それはきっと、遠目でバランスのよい着こなしをしている人、なんですよね。つまり、遠目のバランスのよさこそ、着こなし美人の基本ルール。出かける前に、全身の映る姿見で着こなしをチェックすることが、美人になれる、簡単かつ効果的な方法です。逆に言えば、この遠目のバランスを上手に利用すれば、全身をすらりと背が高いように見せたり、ほっそりとスマートであるかのように見せたりすることも可能。