小学校受験を体験した親

2011.03.31

桐朋学園小学校に息子が通っている母親は「個性重視の教育をしてくださるので、そこがとても気に入っているのですが、芸術的な才能もなく、スポーツもとくに好きではない子どもにとってはつらい面もある。平凡な、これといって大きな特徴のない子どもには、かえって居場所が見つけにくいかもしれない」ともらしていた。ある子にとっては大きなメリットが、別の子にとってはデメリットにもなる。あたりまえの話だが、それが私立校である。そこのところをよくわきまえて、子どもの資質と親の考えに一致する学校を選ばないと、それこそ「つらい」学校生活を送らざるをえなくなる。それでは「わが子に合った学校選び」をするにはどうすればよいのか。基本的なことだが、学校説明会に行き、その学校に子どもを通わせている親に話を聞き、行事のときだけでなく、ふだんの日に学校を訪れて外から観察するくらいは、小学校受験を体験した親ならやっているはずだ。だが、そうは言っても、まだ五、六年しか生きていない子どもにぴったりな学校を見つけてくるのは、なかなかむずかしい。むしろ子どもを連れていって「この学校は○○ちゃんにぴったりよ。ここに入ると幸せよ」と暗示にかけてしまうほうが、親子ともに効果があるという。結局は「入学した学校が天国」なのだ。少なくとも、そういうポジティブ・シンキングな親子は、どんな学校に行っても幸せな学校生活を送っているように思えた。
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