いい出会いがないから、結婚できない。そう思って、とにかく男性との出会いの数を増やそうと、合コンやお見合いパーティに躍起になって参加している女性もいるようですが、ただやみくもに出会いを求めているだけでは、これはと思える男性には、なかなか会えません。そういう人は理想から逆算して、結婚相手を見つけようとしているのです。昔よく言われた「三高」ではないけれど、結婚するなら「こんな人」というイメージがあって、そのイメージに合う人を探すのです。でもそれは、文通している人と初めて待ち合わせをするようなもので、目の前にいるのに気がつかないということがあるんです。手紙でしか知らない人というのは、その人のキャラクターなり雰囲気なりを、自分で勝手にイメージしているところがあります。でも、実際に来る人が、イメージの通りであるとは限らないんです。王子様は白馬に乗っている、というのは、こちらの勝手なイメージなんです。王子様は自転車で来るかもしれないし、タクシーで来るかもしれない。それなのに、「白馬」だけを待ち続けてしまう人は、たとえ王子様が目の前を通りすぎても気づかない。そこですれ違ってしまうんです。結婚相手に対する勝手なイメージというものをなくさない限りは、いくら出会いの回数を増やしても、結局、同じことの繰り返しだと思うんです。結婚する人は、たいていはその逆なんです。結婚した人の話を聞くと。ほとんどの人が、「まさかこの人と結婚するとは思っていなかった」というようなことを言います。結婚は、先入観じゃないものが二人を結びつけるんですね。独身の女性には、「木を見て森を見ず」のタイプが多いように思います。男性の、ある部分だけを見て、トータルで見ない。だから「この人、禿げているんだもん」と、まず、そこから入るんです。たとえ髪の毛が薄くても、いい人はたくさんいる。髪の薄さが愛しく思えるようになれば、それこそ素敵なかわいい夫婦になるかもしれないのに。カッコイイから好きになった、きれいだから惹かれたというようなことではなく、どうして好きになったのかという理由が、見つからなければ見つからないほど、相手との結びつきは強いと僕は思うんです。男性が女性を選ぶときに、女性陣から「エーツ」という声が上がるような人が選ばれたりするのは、森を見ている、つまり雰囲気がいいということなんです。美人でなくても、スタイルが抜群でなくても、まず雰囲気がよかったならば、男は惹かれてしまう。女性に比べて男性のほうが、そのあたりは柔軟なんです。あんまり見え見えだと逆効果なんですけど、飲み会や合コンのときに、さりげなく、グラスが空になっていないか気にしてくれる女性、その場の空気をよんで明るいほうに持っていってくれる女性。男はそんな雰囲気美人に弱いんです。